2021年1月から始めた、楽天ポイントで新興国株式投資信託を積み立て結果を紹介します。
ルールは次の通りです。
- 月初めに楽天ポイントをすべて使って三菱UFJ新興国株式投資信託「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」を購入する
- ただし、企画開始時の保有ポイント(30,000ポイント弱)を使い切るまでは、積立上限は5,000ポイントとする(時間分散によるリスク低減)
なお、なぜ「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」なのかはこちらをご確認ください。
運用成績
2021年6月30日時点の運用成績は次の通りです。
こうしてみると順調に増えていますが、7月に入ってから大きく値を下げています(7月9日時点)。
2020年7月1日から2021年7月9日までの1年間の株価チャートを以下に示します。
チャートはTradingViewを使っていますが、「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」が参照するMSCIエマージング・マーケット・インデックスがないので、同インデックスに連動する円建ETF(ローソク足)とドル建ETF(オレンジ線)、先進国と新興国各国のインデックスを比較しています。
今回は、新興国各国のグラフに香港ハンセン株価指数(HSI)を追加しています。
6月中旬の急落から6月末までに値を戻しましたが、7月に入ってからそれ以上に値を下げており、ダブルトップのような形をしています。ダブルトップは下げトレンド入りを示唆するパターンとして知られています。
6月中旬は米連邦公開市場委員会(FOMC)で、2023年までに2回の利上げを示唆する結果となり、これが株式市場に影響を与えました。また、6月16日にはMSCI・エマージング・インデックスの構成企業である中国華融資産管理の香港上場株式の売買停止が50営業日連続となり、同指数から除外される可能性があるといったニュースがありました(Bloombergより)。
新興国のチャートを見ると、6月末からの下落は香港ハンセン指数(HSI)の影響を大きく受けていると言えそうです。
7月1日時点の保有ポイントは次の通りです。
まだ開始時の保有ポイントを使い切っていないので、今月も最大の5,000ポイント分を購入しました。
おわりに
6月中旬の一時下落、6月末からの下落と新興国市場にとって厳しい状況が続いているように思います。アメリカではS&P500種指数などが史上最高値を更新したといったニュースを今でも聞くのですが。
一方で中国では、上述の中国華融資産管理のMSCI・エマージング・インデックスからの除外の可能性、最近ではアメリカにIPOを果たした中国企業の滴滴(DiDi、配車アプリ大手)に対してアプリの削除要求をだすなど、市場に悪影響がでる出来事が続いています。
まだ新興国市場は楽観できない状況でしょう。
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