2021年1月から始めた、楽天ポイントで新興国株式投資信託を積み立て結果を紹介します。
ルールは次の通りです。
- 月初めに楽天ポイントをすべて使って三菱UFJ新興国株式投資信託「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」を購入する
- ただし、企画開始時の保有ポイント(30,000ポイント弱)を使い切るまでは、積立上限は5,000ポイントとする(時間分散によるリスク低減)
なお、なぜ「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」なのかはこちらをご確認ください。
運用成績
2021年5月31日時点の運用成績は次の通りです。
積立を始めて以来、5月14日に初めて評価損益がマイナスになったものの、すぐに回復してプラスで終えました。
2020年6月からの1年間の株価チャートを以下に示します。
(今回は表示期間を1年間にしています。)
チャートはTradingViewを使っていますが、「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」が参照するMSCIエマージング・マーケット・インデックスがないので、同インデックスに連動する円建ETF(ローソク足)とドル建ETF(オレンジ線)、先進国と新興国各国のインデックスを比較しています。
1年間のチャートを見ると、新興国株式インデックスは全世界、S&P500(米国)、日経をアウトパフォームしています。しかし積立投資を始めた1月からで比較するとあまり差がなかったりします。
新興国各国を見るとやはり中国の上海総合指数があまり伸びていないことが目につきます。アメリカを始めとした特に先進国ではコロナ禍における財政・金融政策であふれたマネーが株式市場に流れて株高を招いたとされていますが、中国では某ウイルスの早期封じ込めに成功して他国に先駆けて経済を回復させたことが、逆に株式市場にマネーを流入させ久了な政策がとられなかったのかもしれません。
先に5月14日に評価損益がマイナスになったと述べましたが、その後上昇して2月の高値に挑戦しようとしているところです。けれどチャートを見ると頭打ち感がありますね。
6月1日時点の保有ポイントは次の通りです。
まだ開始時の保有ポイントを使い切っていないので、今月も最大の5,000ポイント分を購入しました。
今月から楽天でんきがSPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象外となります。
今後ポイントの増え方が少し減ってしまうことになりそうです。
おわりに
今月は積み立てを始めて初となる含み損を一時抱えることになりましたが、すぐに回復してプラスになってくれました。
といっても新興国株式投資信託は金額も少なく、ポイント投資でやっているため(直接現金を投入していないので)、含み損になってもあまり気になりませんでした。しかし同時期に日本市場も下がっていたので、そちらの方が心配でした。日本市場も回復してきているので良かったのですが。
上で掲載した新興国株式のチャートを見ると、5月中旬の下落は台湾が大きく下げていますが、他の国はそうでもないです。2021年6月7日時点で新興国株式インデックスの資産のうち14%弱を台湾が占めているので、台湾の影響で新興国株式インデックス全体が下げられたと考えられます(参照:BlackRock)。
現在2月の高値に挑戦中ですが、これを超えてくれるでしょうか。期待したいところです。
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