楽天ポイントで新興国株式投資信託を積み立てる:7か月目(2021年7月)

2021年1月から始めた、楽天ポイントで新興国株式投資信託を積み立て結果を紹介します。
ルールは次の通りです。

  • 月初めに楽天ポイントをすべて使って三菱UFJ新興国株式投資信託「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」を購入する
  • ただし、企画開始時の保有ポイント(30,000ポイント弱)を使い切るまでは、積立上限は5,000ポイントとする(時間分散によるリスク低減)

なお、なぜ「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」なのかはこちらをご確認ください。

運用成績

2021年7月31日時点の運用成績は次の通りです。

楽天証券より

開始以来、月末評価額はずっとプラス(利益)を継続していましたが、7月の初めから下がり続け、初めてマイナスで月を終えてしまいました。

2020年8月3日から2021年7月31日までの1年間の株価チャートを以下に示します。
チャートはTradingViewを使っていますが、「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」が参照するMSCIエマージング・マーケット・インデックスがないので、同インデックスに連動する円建ETF(ローソク足)とドル建ETF(オレンジ線)、先進国と新興国各国のインデックスを比較しています。

株価チャート(対先進国)
株価チャート(対新興国)

新興国株式指数は7月初めから終わりにかけて約8%も暴落しました。新興国株式指数は中国株の比率が大きいですが、チャートを見るとHSI(香港ハンセン株価指数)の下げが大きく、中国株の影響を受けているように思われます。
中国は、7月中旬に中国の配車サービス大手の滴滴グローバルに対し、データが外国に渡ることの懸念からアメリカ市場での新規株式公開(IPO)の延期を求めたにも関わらずIPOを実施したため深刻な罰則を科すことを検討していると報じられました(参照:Bloomberg)。他にも中国政府は、学習塾の非営利化を義務付けるとして、アメリカに上場している教育サービス企業の株価の下落もありました(参照:Reuters)。

8月1日時点の保有楽天ポイントは次の通りです。
まだ開始時の保有ポイントを使い切っていないので、今月も最大の5,000ポイント分を購入しました。

投資信託購入結果

おわりに

7月は、初めて評価損益がマイナスで終わりました。
その背景には、新興国株式インデックスで大きな比率を占めている中国の政府が、企業に対し規制をかける動きが続き、中国企業の株価が下落していることが挙げられます。新興国投資においては、中国政府の動向に注意が必要なようです。

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