2021年1月から始めた、楽天ポイントで新興国株式投資信託「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」を積み立てる企画の経過を紹介します。
この企画のルールは次の通りです。
- 月初めに楽天ポイントをすべて使って三菱UFJ新興国株式投資信託「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」を購入する
- ただし、企画開始時の保有ポイント(30,000ポイント弱)を使い切るまでは、積立上限は5,000ポイントとする(時間分散によるリスク低減)
なお、なぜ「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」なのかはこちらをご確認ください。
運用成績
2021年2月28日時点の運用成績は次の通りです。
2月に入って1月末の下落から回復して順調に上がったと思いきや、2月中旬からまた大きく下がりました。まだ利益が出ていますが、これからどうなるのでしょう。
年利も計算していますが、まだ期間が短く、意味ある数字ではありません。
2020年8月からの株価チャートを以下に示します。
チャートはTradingViewを使っていますが、「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」が参照するMSCIエマージング・マーケット・インデックスがないので、同インデックスに連動する円建ETF(ローソク足)とドル建ETF(オレンジ線)、先進国と新興国各国のインデックスを比較してみます。
ちなみにアカウント名のSilverBookは私です(このページのURLと色が違いますが)。
2月下旬の下げがきついですが、こうしてみると先進国では2月の上昇分の半分は残している一方で、新興国はそのほとんどを帳消しにしています。
下げの原因は米国債の利回り上昇であり、特に成長株(グロース株)が大きく下げていると言われていますが、市場では新興国株も成長株と同じと見なされているのでしょうか。
2月28日時点の保有ポイントは次の通りです。
まだ開始時の保有ポイントを使い切っていないので、3月も最大の5,000ポイント分を購入します。
2021年2月のトピック
長期米国債債利回り高騰で株価が下がる
長期米国債(10年以上)の利回りが2月後半から高騰しています。
2月25日(米国時間)には一時的に米国債10年利回りが1.6%台に乗せたとのことです(出典:bloomberg)。
以下は米国債10年利回りの5年間の週足チャートです。
※この図では時間刻みのせいか1.6%には達していません。
長期国債金利が上がると株価は下がるという逆相関の関係にあると言われていますが、2月の株価下落はこのためとされています。
金利がこのまま上昇し、コロナショック前の水準に戻るのであれば、新興国に限らず株式全体もコロナショック前の水準に戻るのか、それともコロナ対策で市場に大量に流れたお金のおかげでそこまでは下がらないのか。注目したい点です。
おわりに
国債の利回りと株価が逆相関にあることを知ったのが2020年で、利回りの高騰がこれほどまでに株価に影響を与えるなど思ってもみませんでした。(投資は2014年に始めたのですが、全然勉強していませんでした。)
新興国投資信託はまだ利益が出ているものの、保有している日本の個別株がグロースが多く、大ダメージを受けています。
しばらく戻らない気がします。
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